世界大百科事典(旧版)内の《告別ソナタ》の言及
【ベートーベン】より
… 1809年に《ピアノ協奏曲第5番・皇帝(エンペラー)》作品73を作曲して後期様式時代に入っていく。この年にはフランス軍が再度ウィーンを包囲し,最大のパトロンであったルドルフ大公が疎開していき,ピアノのための《告別ソナタ》作品81a(1810)が作曲されることになる。また,大公のためには翌1811年に《ピアノ三重奏曲》作品97(《大公トリオ》)を作曲し,このジャンルにおける古今の作品中の最高傑作を大公に献呈している。…
※「《告別ソナタ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」