《味覚の生理学》(読み)みかくのせいりがく

世界大百科事典(旧版)内の《味覚の生理学》の言及

【随園食単】より

…いずれも袁枚自身が口にして美味と賞した料理についての記録である。19世紀フランスのブリヤ・サバランが著した美食の古典とでもいうべき《味覚の生理学》(《美味礼讃》)と東西双璧をなす《随園食単》は,日本においても明治以降,受容され紹介されてきた。とりわけ青木正児によって完訳されたことにより,今日多くの人が手にとり中国の食文化の一端を理解できるようになった。…

【料理書】より

…フランス革命後レストランが隆盛を誇ることとなるが,この領域で最初の本格的レストランを経営したアントアーヌ・ボービリエが著した《料理人の技術》(1814)が19世紀初めを飾る。1826年にはブリヤ・サバランの《味覚の生理学》が刊行された。これは一種の人生哲学を説いたエッセーであるが,美食家の経典ともいうべき反響を呼び,日本でも《美味礼讃》の名で翻訳されている。…

※「《味覚の生理学》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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