世界大百科事典(旧版)内の命亀の辞の言及
【カメ(亀)】より
…亀卜に際しては,亀甲は単に道具として扱われるのではなく,なお生命のあるもののごとく遇された。卜占に先立って,亀甲に向かって占うべき内容をいいふくめるため〈命亀の辞〉が告げられるのもその現れである。《史記》亀策列伝に,卜占用の亀甲が月旦(ついたち)ごとに清水で清め卵で祓の礼が加えられるとあるのも,その霊力を保存するための呪術であろう。…
※「命亀の辞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」