《和歌合抄》(読み)わかあわせしょう

世界大百科事典(旧版)内の《和歌合抄》の言及

【歌合】より

…ついで後三条・白河両帝は再び摂関政治抑圧の政策をとり,白河院政が始まるに及んで,摂関藤原氏と六条源氏とが結んで堀河朝廷を擁護し晴儀遊宴の歌合を維持しようと努めたが,院司勢力による文芸本位の歌合の中世化はすでにきざし始めていた。《和歌合抄》(堀河主宰,源雅実監修?)の編纂は,むしろ懐古的なものでしかなかった。《内裏歌合》(1078),《郁芳門院根合》(1093),《前関白師実家歌合》(1094)などは王朝的な歌合の残照である。…

【類聚歌合】より

…20巻。かつて関白藤原頼通が主宰し,源経信が監修した10巻本の《歌合》にならって,それをこえようとする意欲をもって堀河天皇の主宰,権大納言源雅実監修のもとに編集し始められたのが《和歌合抄》10巻であったが,1096年(永長1)ころから始まったこの事業は,1107年(嘉承2)天皇の死去によって中断した。しかし鳥羽天皇の初年,天仁・天永(1108‐13)のころには,その名を《古今歌合》と改めて編集事業が再開され,修正増補を加えて15,16巻の規模に増大していった。…

※「《和歌合抄》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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