世界大百科事典(旧版)内の和邇吉師の言及
【王仁】より
…そこで人を遣わして召すと来朝したので,太子の菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)がこれに諸典籍を学んだという。《古事記》では和邇吉師(わにきし)と書き,このとき《論語》10巻,《千字文》1巻を持ってきたとしている。そこでこの伝えは学問,儒教あるいは書物の初伝として古来喧伝されてきたが,《論語》《千字文》の伝来については種々の疑問が出されており,王仁の伝えそのものもどこまで確かなことか明らかでない。…
※「和邇吉師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」