世界大百科事典(旧版)内の唯物史観の公式の言及
【史的唯物論】より
…このことを勘案して,とりあえず形式的に規定すれば,唯物史観ないし史的唯物論とは,社会的構造とその歴史的遷移に関する唯物論的な把握Auffassungの原理的部門ということになろう。論者たちは,マルクスが《経済学批判》(1859)の序文で与えている定式を〈唯物史観の公式〉と俗称し,これに拠って史的唯物論の大枠を表象するのを常とする。その〈公式〉の概要は以下のとおり。…
※「唯物史観の公式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」