世界大百科事典(旧版)内の商(中国)の言及
【殷】より
…この王朝の存立した時代および文化の名称としても使用する。ただし当時の王朝の人びとはみずからを商と称していたので,殷とよぶよりも,商とよぶのが正確であるが,日本では一般に殷の名を使用する。後の周の人びとが殷とよぶようになるが,その理由は明らかではない。…
【契】より
…黄帝の曾孫帝嚳(ていこう)の第二夫人簡狄が玄鳥(燕)の卵を飲んで妊娠し,生んだと言われる。帝舜のとき,禹の治水を助けて功があり,司徒の官に任ぜられて民を教化し,商(河南省商丘県)に封ぜられたという。殷が本来は商と呼ばれていたのはこのことによる。…
※「商(中国)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」