問状召文(読み)もんじょうのめしぶみ

世界大百科事典(旧版)内の問状召文の言及

【検断沙汰】より

…侍所・六波羅検断方とも,以後は所務沙汰に類似の訴訟手続となる。裁判所から論人(被告)に問状(もんじよう∥といじよう)を発し,三問三答という書面による弁論,対決という口頭弁論を経て判決に至るのが所務沙汰の基本であるが,検断沙汰では直ちに問状召文(もんじようのめしぶみ)を発して論人を出頭させ,書面による訴陳を経て対決,判決に至る。訴状には犯罪発生の日時,場所,事実,論人を含む実行行為者の名を明示する必要があり,匿名の投書はこの制度のなかでは受理されない。…

※「問状召文」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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