世界大百科事典(旧版)内の善きサマリア人の譬えの言及
【サマリア】より
…サマリアはアッシリア帝国の行政県サメリナSamerinaの中心地となり,その地位はペルシア時代になっても変わらなかった。バビロニアから帰還したユダヤ人がエルサレム神殿を再建したころからサマリア人との反目対立が始まったが,後には〈善きサマリア人の譬(たと)え〉(《ルカによる福音書》)が生まれる。サマリア人の子孫を自称する人々が今でも少数ながらシケムやテルアビブ近郊のホロンに集まって住み,古くからの習慣を守っている。…
※「善きサマリア人の譬え」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」