善悪を知る木(読み)ぜんあくをしるき

世界大百科事典(旧版)内の善悪を知る木の言及

【生命の樹】より

…そこでは多くの木の中でもとりわけナツメヤシが古代人の崇拝の対象となり,乾燥地帯にあっても枯渇することのない生命力を象徴する図像の主題となった。前10世紀と推定される旧約聖書《創世記》の人間誕生の神話にも,〈善悪を知る木(知恵の木)〉とならんで,〈生命の木〉が言及されている。それによると,神は土の塵(ちり)で人をつくり,その鼻に命の息を吹きこんでエデンの園に住まわせたのであるが,園の中央には〈生命の木〉と〈善悪を知る木〉とがあり,エデンから流れ出る川が園をうるおしていたという(2:9)。…

※「善悪を知る木」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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