喰積(読み)くいつみ

世界大百科事典(旧版)内の喰積の言及

【蓬萊】より

…これに鶴亀や尉姥などの祝儀物の造り物を添えることもある。京坂では正月の床の間飾として据えおいたが,江戸では蓬萊のことを〈喰積(くいつみ)〉ともいい,年始の客にまずこれを出し,客も少しだけこれを受けて一礼してまた元の場所に据える風があった。蓬萊の飾物を少しでも食べると寿命がのびると信じられたのであった。…

※「喰積」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」