《四分身》(読み)よんぶんしん

世界大百科事典(旧版)内の《四分身》の言及

【ブレーク】より

…また正統的な教会主義に反対したE.スウェーデンボリの倫理観をこえようとするブレークの意図は,痛烈な〈地獄の格言〉や,理性に対する活力の優位論によく表れている。後年の予言書である,《アルビオンの娘の幻想》(1793),《アメリカ》(1793),《ヨーロッパ》(1794),《ユリゼンの書》(1794),《ロスの書》(1795)で,人間本来の神聖さと自由を抑圧する因襲的な世界観への反発と解放への自由をうたい,《四分身》では,これらの小予言書を総合した壮大な神話創造を目ざした。暴君で理性の神ユリゼンが戦争道具を捨てて〈鋤と農具〉を取り戻す条は,活力と理性などの対立矛盾の調和を暗示し,この作品の新しい詩的宇宙観をのぞかせている。…

※「《四分身》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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