世界大百科事典(旧版)内の四弦胡弓の言及
【胡弓】より
…三味線のとは異なり凸形)を置き,絹製の糸をかける。三弦胡弓と四弦胡弓がある。凸形の駒は,弓で弦をこする際に,本体を回転させて演奏するのに便利なようにくふうされたものである。…
【藤植検校】より
…1736年(元文1)岡永検校わさ一のもとで,検校に登官。胡弓の弦数を3弦から4弦に改め(第3,第4弦同調律の複弦),以後この四弦胡弓による胡弓音楽が,江戸で藤植流として普及した。《栄(さかえ)獅子》《越天楽》《鶴の巣籠》などの本曲12曲のほか,《岡康(安)砧》《松竹梅》も本曲に加えられる。…
※「四弦胡弓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」