四方国(読み)よもつくに

世界大百科事典(旧版)内の四方国の言及

【地獄】より


【日本】
 日本の地獄観は,さきにもふれたように記紀神話にあらわれる黄泉国の観念に,インド仏教の地獄観や中国の冥府思想が結びついて独自の発展をとげた。黄泉国は死んだイザナミノミコトが赴いた冥界として知られるが,そこは垂直的な地下世界というよりは,〈葦原中国(あしはらのなかつくに)〉に対する〈四方国(よもつくに)〉,すなわち周縁的な世界として水平的な方向に想定されていたと考えられる。そのことから,黄泉国のあり方を古代墳墓に登場する横穴式石室墳の構造と対比する見方も生まれることになった。…

※「四方国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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