四方手(読み)しおで

世界大百科事典(旧版)内の四方手の言及

【鞍】より

…前輪・後輪の外半部を海,内半部を磯とよび,磯には胸繫(むながい)や尻繫(しりがい)をとめるための鞖(しおで)がつけられている(図)。鞖は四方手とも書き,日本の5,6世紀には青銅,金銅または鉄の鉸具(かこ)あるいは遊環が多かったが,奈良時代以後は革または組紐で輪につくってその用にあてた。古墳の副葬品として発見される鞍は,鞍橋につけた金具だけが残ったもので,海の外まわりをおおっていた覆輪(ふくりん),海金具,磯金具,鞖などが多い。…

※「四方手」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android