四箇院(読み)しこいん

世界大百科事典(旧版)内の四箇院の言及

【四天王寺】より

…御手印縁起は聖徳太子が作成して手印を印したというもので,予言の書として世間の注目をあつめた。御手印縁起には,当寺は昔釈迦説法の地で麗水(亀の井の水)が東流し,宝塔,金堂は極楽土東門の中心で,太子の頭髪と舎利を安置すること,資財,田園はすべて四天王が摂領し,当寺への施入は太子の加護をえ,浄土への結縁であり,寺物の横領は仏法滅亡し内乱となること,四箇院(敬田院,施薬院,療病院,悲田院)の建立のことが記され,後世までの四天王寺信仰の基礎をなす。縁起の出現以後,上皇,女院,貴族や道俗男女が参詣し,寺家興隆の目的は遂げられた。…

※「四箇院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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