世界大百科事典(旧版)内の国内安全保障法の言及
【破壊活動防止法】より
…しかし,これらの政令も平和条約の発効により,その効力を失うことになったため,これに代わる治安立法の制定が急がれていた。そこで,アメリカの〈国内安全保障法〉(いわゆるマッカラン法,1950公布)に範をとり制定されたのが,この法律である。当初従来の〈団体等規正令〉や〈公職追放令〉(1947公布の勅令)を法律化した〈国家安全(公安)保障法(仮称)〉として立案されたが,その後〈団体等規正法案〉〈特別保安法案〉と名称および内容を変更・修正した末,1952年4月,〈破壊活動防止法案〉として国会に上程され,同年7月世論の強い反対を押し切り可決成立した。…
※「国内安全保障法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」