国守護人(読み)くにしゅごにん

世界大百科事典(旧版)内の国守護人の言及

【守護】より

…守護の前史はまだ十分解明されていない。近年の研究では平安中期以降諸国において,有力在庁官人となった大武士が〈国の兵(つわもの)〉と呼ばれる群小武士を随時統率する形の軍制が形成してくることが明らかになっており,最近では,この軍制が平安末期には全体として主従制的性格の濃いものとなり,その統率者が国(くに)守護人と呼ばれ始めた可能性の高いことが指摘されている。
[鎌倉幕府の守護制度]
 鎌倉幕府の守護制度は,この前史のうえに12世紀の80‐90年代すなわち幕府草創の時代に成立する。…

※「国守護人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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