《国民道徳概論》(読み)こくみんどうとくがいろん

世界大百科事典(旧版)内の《国民道徳概論》の言及

【井上哲次郎】より

…哲学者としては,〈我世界観の一塵〉(1894),〈認識と実在との関係〉(1901)などで,現象即実在論を主張し,《日本陽明学派之哲学》《日本古学派之哲学》《日本朱子学派之哲学》の三部作(1900‐05)が特筆される。しかし,明治思想界にあっては,《勅語衍義》(1891)で教育勅語を注釈し,《教育と宗教との衝突》(1893)でキリスト教を反国体的であると攻撃し,《国民道徳概論》(1912)で国民道徳を主張するなど,一貫して天皇制国家主義のイデオローグとして終始した学者として知られている。【佐藤 能丸】。…

※「《国民道徳概論》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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