国連人権高等弁務官(読み)こくれんじんけんこうとうべんむかん(その他表記)The UN High Commissioner for Human Rights

知恵蔵 「国連人権高等弁務官」の解説

国連人権高等弁務官

各国の政治的思惑に左右されず、効果的で迅速な一貫性のある人権保障措置、調整のための国連人権弁務官設置が望まれていた。1993年の世界人権会議の際のウィーン宣言によって、その設置が勧告され、同年国連総会で設置が決定された。初代ホセ・アヤララッソ、次代メアリー・ロビンソンに次いで、セルジオ・ビェラ・デメロが弁務官に任命されたが、2003年8月19日バグダッドで殉職。しばらく空席のあと、04年2月カナダ最高裁判所判事だったルイズ・アルブールが第4代に決まり、同年6月から4年の任期で就任した。

(宮崎繁樹 明治大学名誉教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

百科事典マイペディア 「国連人権高等弁務官」の意味・わかりやすい解説

国連人権高等弁務官【こくれんじんけんこうとうべんむかん】

国連世界人権会議

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