デジタル大辞泉 「国連合同エイズ計画」の意味・読み・例文・類語 こくれん‐ごうどうエイズけいかく〔‐ガフドウ‐ケイクワク〕【国連合同エイズ計画】 ⇒ユーエヌ‐エイズ(UNAIDS) 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
知恵蔵 「国連合同エイズ計画」の解説 国連合同エイズ計画 エイズ対策の国際的な調整を目的として1996年1月に発足した国連(UN)機関。本部はジュネーブに置かれ、国連事務次長がUNAIDSの事務局長に就任している。世界の70カ国以上に事務所を持ち、主に発展途上国のエイズ対策の強化支援を行っている。政策決定は、日本を含む22の理事国、10機関の共同スポンサー、及び5団体のNGOから成る事業調整理事会で行われる。予算規模は3億2047万ドル(2006〜07年度、2年予算制度)で、全額が各国と国連機関などからの任意拠出金で賄われる。UNAIDSの推計によると、世界のエイズ感染者は3950万人で、そのうちの62%がサハラ以南アフリカ、20%が南・東南アジアに集中しており、また、エイズによる死亡者は、世界で290万人、サハラ以南アフリカだけで210万人に達した(2006年)。 (室井義雄 専修大学教授 / 2008年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報