ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説
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…現在最も活発なのは,搾取や弾圧に苦しむ地域の多いラテン・アメリカであって,カトリック系指導者が行動力のある組合運動を農村を含めて展開している。国際キリスト教労働組合連盟(IFCTU)が1968年に〈キリスト教〉の名を削除して国際労連に改名し,全世界的な存在への脱皮を試みたのは,この大陸での経験からでもある。【高橋 武】。…
…ブリュッセルに本部をおく,もとはキリスト教系の国際労働組合組織。1920年にオランダのハーグで生まれた国際キリスト教労働組合連盟International Federation Christian Trade Unions(IFCTU)が,68年の第16回大会(ルクセンブルク)で原則宣言を採択し,ヨーロッパ的組織の伝統からの脱皮と第三世界の恵まれない労働者の組織化とを目ざし,〈キリスト教〉の名称をはずして,この新しい名称のもとに組織の変革を行った(訳語としては〈国際労連〉より〈世界労働総同盟〉のほうが適当である。ここでは1913年結成のIFTU(国際労連)との混同を避けるためにWCLと記す)。…
※「国際キリスト教労働組合連盟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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