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国際労働組合連合 こくさいろうどうくみあいれんごうWorld Confederation of Labor; WCL

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

国際労働組合連合
こくさいろうどうくみあいれんごう
World Confederation of Labor; WCL

キリスト教労働組合の国際組織。カトリック労働組合ともいう。2006年解散。本部はベルギーのブリュッセル。キリスト教教理の原則に立つが宗教的団体ではなく,平和的な団体交渉労働協約によって労働条件,生活条件の改善をはかり,労働者階級の経済的・社会的利益を保護,増進することを目的とした職業別,産業別組合の連合組織。19世紀後半からヨーロッパ諸国に組織されたキリスト教労働組合が 1908年国際書記局を設置,1920年国際キリスト教労働組合連盟 IFCTUに改組された。1930年代にはファシズムの弾圧により機能を停止したが,第2次世界大戦後の 1946年再建され,1968年国際労働組合連合に改称された。2006年10月解散し,11月に国際自由労働組合連盟 ICFTUと統合して国際労働組合総連合 ITUCを結成した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

国際労働組合連合
こくさいろうどうくみあいれんごう
World Confederation of Labour

世界労働組合連盟(世界労連、WFTU)、国際自由労連(ICFTU)に次ぐ第三の国際的労働組合中央組織。略称WCL国際労連。1920年に国際キリスト教労働組合連合として結成。1968年10月の第16回大会で再組織され、名称変更した。各国キリスト教系労働組合の連合体として出発し、国際労働組合運動における最右翼の潮流を形成した。しかし、再組織後、信仰にかかわりなく個人の尊厳を擁護する方針を掲げ、開発途上国の労働者の権利向上にとくに力を入れた。1990年代には、アフリカなどの第三世界諸国や中・東欧諸国の労働組合が加盟した。ICFTUと緊密な協力関係を維持し、ときにはWFTUやその加盟組織の呼びかけにも応じていた。ベルギーのブリュッセルに本部があった。
 2006年10月、国際労働組合総連合International Trade Union Confederation(略称ITUC)の結成に先立って解散し、ITUCに合流した。[五十嵐仁・鈴木 玲]
『法政大学大原社会問題研究所編『日本労働年鑑 第69集』(1999・旬報社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の国際労働組合連合の言及

【国際労連】より

…国際労働組合連合World Confederation of Labour(WCL)の略称。ブリュッセルに本部をおく,もとはキリスト教系の国際労働組合組織。…

※「国際労働組合連合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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