国際トウモロコシ・コムギ改良センター(読み)こくさいとうもろこしこむぎかいりょうせんたー

世界大百科事典(旧版)内の国際トウモロコシ・コムギ改良センターの言及

【雑種強勢】より

…たとえば世界中の幅広い遺伝的変異性をもった集団を育成して,各国でこの集団から選抜育種をすすめる方法が考案されている。メキシコにある国際トウモロコシ・コムギ改良センター(CIMMYT)が一つの中心となって,この方面の研究を続けている。【武田 元吉】
【動物の雑種強勢】
 動物の場合には,生産に従事する実用畜と繁殖に供用される種畜とが判然と区別される動物,たとえばカイコ,ニワトリ,ブタなどで組織的に利用されている。…

【緑の革命】より

… 緑の革命の推進者の一人ボーローグNorman E.Borlaug(1914‐ )は,多収性のメキシコ短稈小麦を育成した功によって1970年ノーベル平和賞を受けている。日本の小麦〈農林10号〉がその片親となっていることでも有名なこのメキシコ短稈小麦は,1963年にロックフェラー,フォード両財団の援助でメキシコに開設された,国際トウモロコシ・コムギ改良センターCentro Internacional de Mejoramiento de Maiz Y Trigo(CIMMYT)で育成され,メキシコ,インド,パキスタンなどに急速に普及した。 また同じく両財団の援助で1962年フィリピンのマニラ近郊ロスバニオスの政府提供の土地に国際稲研究所International Rice Research Institute(IRRI)が開設され,世界各地から優秀な科学者たちを集め,65年に奇跡の米(ミラクル・ライス)と呼ばれた新多収短稈稲品種IR‐8,その翌年に同じくIR‐5を公表した。…

※「国際トウモロコシ・コムギ改良センター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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