世界大百科事典(旧版)内の国際ドナウ委員会の言及
【ドナウ[川]】より
…この委員会の本部はガラツィに置かれ,関係8ヵ国で構成されたが,のちにルーマニアの合意のもとで,自由航行できる範囲が78年以降はガラツィまで,83年にはブライラまで延長された。 第1次世界大戦後締結されたベルサイユ条約で,1921年,ドナウ川沿岸諸国とヨーロッパ・ドナウ委員会に属するイギリス,フランス,イタリアの非沿岸諸国で〈国際ドナウ委員会〉が設立された。この委員会は,ブライラから,航行可能の最終地点ウルムまでの自由航行の保障と,河川の管理や改修計画の作成をその任務とした。…
※「国際ドナウ委員会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」