世界大百科事典(旧版)内の国際反戦大会の言及
【反ファシズム】より
…統一戦線と並ぶもう一つの関連は反戦平和の問題で,ナチズムの台頭が呼び起こした戦争への不安のもとで,反戦の課題が反ファシズムと結合させられた。32年アムステルダム,33年プレイエルで開かれた国際反戦大会に発するアムステルダム・プレイエル平和運動が反ファシズム運動の一翼を担ったことに示されるように,戦争への脅威が反ファシズムの動機として強調される状況がこの時期に出てきた。これらの運動には知識人や作家が積極的に参加したのが特徴であり,共同行動と反戦平和の2問題を含んだ反ファシズムの延長線上に人民戦線が生じる。…
※「国際反戦大会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」