世界大百科事典(旧版)内の国際綱引競技連盟の言及
【綱引き】より
…綱を左右二手に分かれて引き合い,力を競う競技。運動と用具が手軽なこともあって未開社会と伝統的社会に広く行われる。狩猟民ではエスキモーが天候占いに,アイヌが熊祭の一部に,カムチャツカ半島のイテリメン族(カムチャダール族)が季節の交代を確かならしめるために綱を引き合う。しかしより発達しているのは農耕民である。それも東アジアと東南アジアの水稲耕作民にとくに濃密に分布し,インド,北アフリカ,ヨーロッパの穀物栽培地帯に点在し,アジアから押し出された形でオセアニアのイモ類栽培民に散在する。…
※「国際綱引競技連盟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」