世界大百科事典(旧版)内の国際赤色救援会の言及
【労農救援会】より
…1927年の野田醬油争議を直接の契機に,超党派的大衆団体として28年4月,解放運動犠牲者救援会が結成された(会長安部磯雄)。結成直前の三・一五事件,翌年の四・一六事件とつづく日本共産党弾圧事件のなかで同会は左翼系活動家によって担われるようになり,30年8月日本赤色救援会と改称,国際赤色救援会MOPR(モツプル)(Mezhdynarodnaya organizatsiya pomoshchi bortsam revolyutsiiの略)に加盟した。同会は治安維持法違反事件関係の公判闘争のほか,労働争議や小作争議の検挙者への差入れ,慰問,弁護士派遣やその家族への援助活動を展開した。…
※「国際赤色救援会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」