世界大百科事典(旧版)内の土地改革法の言及
【土地改革】より
…こうして農民の積極的な支援が得られ全国解放が勝ち取られたが,中農利益の侵害,農村商工業の破壊,むやみな殴打・殺害などの左翼偏向も生じた。
[土地改革法]
中華人民共和国の成立および全国規模での経済の回復発展を課題とする政治経済情勢を背景に,中央人民政府は50年6月30日に土地改革法を公布,残る農業人口2億6400万余を擁する新解放区で土地改革を実施した。したがって不必要な混乱を避け農業生産の増大を図る目的から,没収対象は地主の土地,役畜,農具,余分の食糧・家屋に限られ,また富農の自作地および雇用労働による耕作地には手をつけず,いわゆる富農保護政策がとられた。…
※「土地改革法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」