世界大百科事典(旧版)内の土地条令の言及
【西漸運動】より
…初めのうちはゆっくりと進み,白人定着地の外側に当たるフロンティアがアパラチア山脈を越えるまでに,植民地時代のほぼ全期間,約150年を要した。独立達成後,13州の西方の領土は中央政府が管理する公有地となり,土地条令(1785)で区画と民間への払下げの方法が,次いで北西部条令(1787)で新州設立の原則がそれぞれ定められて,西漸運動のための基本的な制度的枠組みが整った。1812年戦争(第2次英米戦争)中,アメリカ軍がインディアン連合軍の抵抗を打ち破ったあと,オハイオ川流域への本格的な〈大移住〉が始まり,30年には移住者の最前線はミシシッピ川を越えている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」