世界大百科事典(旧版)内の土地社会化の言及
【エス・エル党】より
…党は綱領も規約も決めずに生まれ,活動の中でしだいに綱領をつくり上げていくという行き方をとった。チェルノフを中心にまとめられた綱領案によれば,プロレタリアート,勤労農民,社会主義インテリゲンチャの3者の団結により社会主義をめざすが,まず第1段階として専制の打倒,民主共和国の実現,民族自決と連邦原理による民族問題の解決とともに,土地を全人民の財産とし,勤労基準に基づいて均等に用益させるという〈土地社会化〉の実現をはかる革命をめざすことになっていた。戦闘団は04年7月に国民の憎悪の的であった内相プレーベの暗殺に成功し,ツァーリズムを大きくぐらつかせた。…
※「土地社会化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」