世界大百科事典(旧版)内の《在方普請帳》の言及
【治水】より
…それらの工事は幕府・諸藩の勘定方に治水の功者を生むとともに,農民のなかにも治水の知識を広めた。《在方普請帳》(写本)は神尾(かんお)若狭守の命で幕府普請役元締の直井伴六が1754年に著したものであるが,酒匂川から天竜川に至る東海道の大河,甲斐の諸河川の工法を記している。それには諸河川の各部分の勾配,川幅,流路の土質など特徴を記し,そこに適する工法が述べられている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」