世界大百科事典(旧版)内の地下燃焼法の言及
【油田】より
…水および油の両者に対してミシブルな界面活性剤を使ってミシブルな流体フロントを作る方法も,実験室では置換効率の向上に関して注目すべき成果をあげている。 重質かつ粘性の高い油層に対して空気を圧入し,原油のごく一部を燃焼させることによって油の粘性を下げて移動しやすいようにし,回収率を高める手法(地下燃焼法)はすでに十数年前に実用化されたが,現在ではほとんど水蒸気圧入法に切り換えられている。カリフォルニア州の全石油生産量のうち約30%は水蒸気圧入によって生産されている。…
※「地下燃焼法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」