世界大百科事典(旧版)内の地代論論争の言及
【地代】より
…今日,ダイヤモンドの価格は大量の絶対地代や独占地代を含んで形成されているものと思われる。
【差額地代および絶対地代の源泉問題】
差額地代の源泉が農業内部で生産された剰余価値である(生産説)か,社会の総剰余価値からの価格機構を通した分配部分である(流通説)かについて,1929年ころから激しい〈地代論論争〉が争われてきた。前者は(講座派)生産説,後者は(労農派)流通説といわれるが,67年の土地制度史学会の準備研究会で山田盛太郎が,流通説支持の立場を明示するに及んで,この論争に一つの決着がついたかにみえる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」