… また規格は,それを定める機関によって,(1)国際規格――国際的な協定,条約に基づいて設けられた,政府または非政府の国際機関が定めるもの(この機関の会員資格は世界的に公開),(2)国家規格――国家的に認められた国家規格機関が定めるもの,(3)団体規格――国家的に認められた学会,協会,業界団体が定めるもの,(4)社内規格――企業が定めるもの,に区分できる。このほかに,(5)地域規格――地理的,政治的,経済的に密接な連係をもつ国々の協力によって設けられた,政府または非政府の地域的な国際機構が定めるもの,(6)官公庁規格――国または地方の政府機関が,物品,サービスの調達に当たって用いることを目的として定めるもの,があるが,(5)は国際規格の変形といえ,(6)は社内規格の変形といえる。
[規格の歴史]
人類が集落生活を営み,かつ道具を用いるようになったころから,道具の材料,形状,製法などについて現在の規格に相当するものがあった。…
※「地域規格」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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