世界大百科事典(旧版)内の地形の形成年代の言及
【地形】より
…地すべりや砂丘は多数の地形種の中のほんの2例にすぎないが,一般にこうした微地形は種類ごとに土地の性状と密接にかかわっており,土地の性質を確実に理解するには地形の検討をベースにする必要がある。
[地形の形成年代]
地球創生以来,同じ地域について何度も地形輪廻が繰り返されてきたとみられるが,まれに先カンブリア時代の準平原というような記載を見ることがある。カナダ北部,ハドソン湾周縁の先カンブリア時代の火成岩,変成岩を切る浸食面がその種の例であるが,これは最近になって,被覆層である古生層水成岩が削剝されて,かつて先カンブリア時代に形成された準平原面が再び露出するようになったと解釈される。…
※「地形の形成年代」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」