世界大百科事典(旧版)内の地方水産試験場の言及
【水産試験場】より
…88年から5年間にわたり,全国を(1)北海道区,(2)東海区(青森県より和歌山県までの太平洋岸),(3)西南海区(四国,九州および沖縄),(4)日本海区(青森県より山口県までの日本海岸),(5)内海区(瀬戸内海1府10県)の5海区に分けて,日本で初めての漁業に関する基本的な調査が行われた。93年水産調査所が設置され,水産調査委員会が組織され,また94年には地方水産試験場として最初の愛知水産試験場が設立され,ようやく水産の調査研究の必要性の認識が世に広まり始めた。地方水産試験場はこの後増え,明治期には大半の県に設置を見,1930年の群馬県を最後にすべての府県に置かれることとなった。…
※「地方水産試験場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」