地方的事実上の政府(読み)ちほうてきじじつじょうのせいふ

世界大百科事典(旧版)内の地方的事実上の政府の言及

【事実上の政府】より

…合法的に成立した政府が法律上の政府と呼ばれるのに対し,革命,クーデタなどで非合法的に成立した政府は,事実上の政府と呼ばれる。それは,権力が国家領域一般に及ぶ一般的事実上の政府と,地方の一部にしか及ばない地方的事実上の政府とに区分されるが,前者は政府承認,後者は交戦団体承認の対象となる。一般的事実上の政府は,外国から政府承認されない限り,自国を正式に代表して外国と交渉したり,自国の名で国際法上の権利を主張したりできない。…

※「地方的事実上の政府」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android