世界大百科事典(旧版)内の坊隅の言及
【隅】より
…宋代,都市の発展,変貌にともない,その区画も唐までの坊のほかに軍事・警察を主とした廂(しよう)が出現したが,12世紀以後になると防火の管轄区分として隅があらわれる。南宋の国都臨安では城内を14隅に分け,望楼や消防夫を置いたが,しだいに治安維持の任務をも兼ねはじめ坊隅という呼名が定着した。隅は元・明と受け継がれ,音通で意味を含ませて防虞とも言われる。…
※「坊隅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」