坐形(読み)ざぎょう

世界大百科事典(旧版)内の坐形の言及

【仏像】より

…これはむしろ仏教以前のインド古来の座り方であり明王,天部に多く,結跏趺坐はどちらかというと仏教的な成立とする考え方もある。坐形にはまた両足を平行状に踏み下げるもの,それを交差させるものなどもあり,これらは北方の騎馬民族の習性が仏教尊像にとり入れられたという考え方があるが,ともかく中国以東における初期の仏像の中で,前者は仏形の,後者は菩薩形の弥勒である場合が多いのも注意をひく。これら以外の姿勢では,釈迦生誕時の,一方の手を上げ,他方の手を下げたいわゆる誕生仏の立形と釈迦涅槃時の臥形,また釈迦遊行の姿である径行像や阿弥陀如来単独または観音・勢至をともなった三尊での来迎(らいごう)形など,ときに運動を示すものがあり,明王,天部の中には特殊な立勢,坐勢を示すものも少なくない。…

※「坐形」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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