型物古伊万里(読み)かたものこいまり

世界大百科事典(旧版)内の型物古伊万里の言及

【有田焼】より

…その結果伊万里の輸出は17世紀後半から18世紀初頭を最盛期として減少するが,それでも江戸時代を通じて細々と続けられた。一方,国内市場向けの製品もつくられ,その中で声価の高いのが型物古伊万里といわれる上質の色絵である。型でつくったように同じような製品が焼かれたので,この名があるというが,見込みに染付で荒磯文や琴高仙人図など中国風な文様を描き,周囲には内外ともに濃密な色調で花唐草文などを描くもので,元禄期の華やかさを描き出した器であった。…

※「型物古伊万里」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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