《埋麝発香》(読み)まいじゃはっこう

世界大百科事典(旧版)内の《埋麝発香》の言及

【正倉院文書】より

…また《東南院文書》を《正倉院文書》に含めることもあるが,これは東大寺の印蔵に伝わった文書が,明治初年に皇室に献納されて正倉院に入ったもので,正倉院伝来の文書ではない。 正集は,1836年(天保7)穂井田忠友(ほいだただとも)(1792‐1847)が重要文書を選別して整理したもので,忠友はこのとき文書の写本を作って知友にわけ,また文書中より印章を集めて《埋麝発香(まいじやはつこう)》を刊行したりしたので,好古家の正倉院文書に対する関心が急に高まり,学者の研究対象となる端緒となった。正集についで,1876年東京の浅草文庫で続修が整理され,のち内務省によって塵芥文書が整理された。…

※「《埋麝発香》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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