世界大百科事典(旧版)内の基礎社会の言及
【ゲマインシャフト】より
…共同社会あるいは基礎社会と訳されるが,語の構成からは〈共通あるいは共同していること〉で,この意味で使われることも多い。テンニースの著書《ゲマインシャフトとゲゼルシャフトGemeinschaft und Gesellschaft》(1887)でゲゼルシャフトGesellschaft(利益社会あるいは派生社会と訳される)と対比しつつ,純粋社会学の根本概念とされた。…
【社会】より
…家族は親族の限定された一部を指すわけだから,親族kinship,Verwandtschaft,parentéによってこれを代表させてもよい。基礎集団と,町とか村のような地域社会とを合わせたものを,〈基礎社会〉と呼ぶ言い方もある。これは,親族と地域社会が人類の歴史とともに古く,狩猟採取社会から現代産業社会までを含めて,すべての社会に普遍的であることを言い表したものである。…
※「基礎社会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」