堆石堤(読み)たいせきてい

世界大百科事典(旧版)内の堆石堤の言及

【氷河地形】より

…一般に氷河の底面で堆積した岩屑物をグランド・モレーンground moraine(底モレーン,底堆石)といい,氷河の流動方向に平行(まれには直交)した波状の小さな起伏の地形をつくる。 また前進する氷河はブルドーザーのように,前面や側面の堆積物を押して氷舌端を縁取るようにモレーンの堤防状の高まり,すなわちモレーン丘moraine ridge(堆石堤)をつくる。このようにして形成されたものを末端モレーン(終堆石),側方モレーンlateral moraine(側堆石)という。…

【モレーン】より

…氷河が融解,消滅する末端部まで運搬されたモレーン(終堆石)は,末端の平面形に沿って堆積し堤防状の地形をつくる。これが末端モレーン丘(堆石堤)である。氷河が縮小,後退する過程を示す数列のモレーン丘が並列することも多い。…

※「堆石堤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android