世界大百科事典(旧版)内の塔状墳墓の言及
【墓地】より
…また,小アジア,ハリカルナッソスの太守マウソロスの墓(前350ころ)は古代の七不思議の一つとして知られ,イオニア式列柱廊をもつ26m角の角塔状の壮麗な墳墓で,以後その名〈マウソレウム〉は,壮大な墓廟一般を指すようになった。これらイオニア地方の塔状墳墓の形式は,のちのイスラム時代にまで影響を残した。また小アジアの乾燥地では,神祠風正面を岩壁に刻んだ岩窟墓もしばしば見られる。…
※「塔状墳墓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」