世界大百科事典(旧版)内の塩酸オキシテトラサイクリンの言及
【結晶構造】より
… 構造の単位が密につまって結晶構造全体が構成されている傾向は有機結晶においても例外ではない。図6-aに示すのはオキシテトラサイクリン分子の立体構造モデルで,塩酸オキシテトラサイクリンC22H24N2O9・HClの結晶構造における一つの分子をそのc軸から見たものである。このような低対称の分子を一つの図形で表現して,分子が結晶の中で配列しているようすを示したのが図6-bである。…
【テトラサイクリン】より
…これらは抗菌スペクトル,交差耐性などが同じため適応症は拡大されないが,作用の増強,持続性などは改良されている。 塩酸オキシテトラサイクリンは,輝黄色,無臭の結晶で水によく溶け,水溶液はかなり安定である(pH3~9で5℃に30日間保存し力価の低下を認めない)。塩酸ドキシサイクリンは,抗菌力がテトラサイクリンより強く(1~4倍),生体内持続時間が長いことを特徴として開発された。…
※「塩酸オキシテトラサイクリン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」