塩類似型水素化物(読み)えんるいじがたすいそかぶつ

世界大百科事典(旧版)内の塩類似型水素化物の言及

【水素化物】より

…水素は希ガスを除くほとんどすべての元素と化合物を形成するが,その性質によりつぎの3種に大別される。(1)塩類似型水素化物salt‐like hydride MHn(nは1~3の整数値)の組成をもち,Mとしては周期表中左側の電気陽性の強いアルカリ金属およびアルカリ土類金属イオン,アルミニウムイオンAl3+,亜鉛イオンZn2+などが含まれる。水素化物イオンは電気的に陰性(Hとみなしうる)を示し,融解状態で電解すると陽極に移動し,水素ガスとなる。…

【水素吸蔵金属】より

… 金属と水素の反応は大きく次の3種に分けられる。(1)水素が1価の陰イオンとして挙動する塩類似型水素化物 アルカリ金属水素化物(LiH,NaH,KHなど),アルカリ土類金属水素化物(MgH2,CaH2など)は発熱反応によって生成し,温度を定めると一定の水素解離圧を示す。高温にすると解離圧は上がる。…

※「塩類似型水素化物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android