増進回収法(読み)ゾウシンカイシュウホウ

デジタル大辞泉 「増進回収法」の意味・読み・例文・類語

ぞうしん‐かいしゅうほう〔‐クワイシウハフ〕【増進回収法】

イー‐オー‐アール(EOR)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の増進回収法の言及

【採油】より

…最近では排油エネルギー増加の手段として,界面活性剤を加えた特殊流体を圧入したり,油層を加熱するなど種々のさらに手の込んだ方法が応用されている。これらの方法を総称して増進回収法と呼ぶ。
[油層特性]
 一般に地質特性,油層岩特性,流体特性の三つに大別される。…

【石油】より

…油層へ水またはガスを圧入したり,油層を直接加熱したり,界面活性剤,ポリマーまたは炭酸ガスなどを注入して油の採収率(回収率)を高めるためのさまざまな方法が研究されている。これらの方法を改良型採収法(IOR)あるいは増進回収法(EOR)と総称する。近年における遺伝子組換え,細胞融合などのバイオテクノロジーの急速な進歩を基礎として,バクテリアを利用して油の回収率を向上させる方法も有望視されている。…

【油田】より

…このような種類の測定が行われるようになったのは第1次大戦の直後であるが,これはごく限られた油田で行われただけで,世界的に広く実施されるようになったのは1920年代後半以降である。
[二次回収法,増進回収法]
 油田の生産挙動(生産推移)は個々の油田において千差万別である。油層流体の流れを解析するためには,大型コンピューターを使って油層シミュレーションを行う。…

※「増進回収法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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