声帯振動(読み)せいたいしんどう

世界大百科事典(旧版)内の声帯振動の言及

【声】より

…声帯がこのようにして閉じてしまうと,状態はまたもとに戻って下側の圧力の上昇が起こる。このように声帯のいちばん内側のふちのところは開いたり閉じたりという,一種の振動現象を呈し(声帯振動),そのつど少量ずつ呼気の流れが断続的に声帯より上方へ出ていくことになる。音というのは空気の疎密波であるから,声帯のすぐ上側のところで上に述べた原理で断続的な呼気流による疎密波が生ずると,これが周りの空気中へ伝播して音として聞こえるようになる。…

※「声帯振動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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