世界大百科事典(旧版)内の《変容譚》の言及
【転身物語】より
…質,量,および後世に与えた影響からみて作者の代表作で,ラテン文学史上の最高傑作の一つといっても過言ではない。《転身譜》《変容譚》《変身物語》とも訳される。宇宙の生成からアウグストゥス帝の治世まで,神話時代(1~11巻)と歴史時代(12~15巻)を背景に,人間が動植物や星座に変容する物語が約250収録されているが,〈すべてのものは変容し,ほろびるものは何一つない〉というテーマによって統一性が与えられている。…
※「《変容譚》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」